絵置き場です このブログのイラストの著作権は製作者に発生します。 営利を目的とした加工、複製、転載などはおやめください。
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2010年の出品のときの記事はこちらです。
10日火曜までの出品です。
ボードの角の傷みで返却になりずっと手元に置いております。
カットはせずに重しでプレスしておりました。
さすがのリキテックスと水彩の肌色部分は変わったかんじがないのですが
背景のカラーインクの部分は黄色・赤特有の塗りたての新鮮なビビットな色味は
落ち着いてしまった気がします。
2010年とスキャナが違うのであまり比べられなくて惜しいですが
それでも気に入ってくださった方にお譲りしたいと思っております。
[55番の功績]
これがあったから霊夢は完成したようなものです。
かの有名な3Mの55番。貼ってはがせるスプレーのりです。
ごくごく薄くスプレーすればのり残りでぺたぺたしません。
このA4黒画用紙に50センチくらい離してほんの一瞬スプレーして
さらに無地の紙とくっつけては剥がしくっつけては剥がし、余分なのりをとります。
黒い紙も薄いほうが絶対切りやすいはずです。
薄くて強い黒い紙、探したいです。
図案を貼ります。
裏から切ることにしたので、図案は反転させて印刷しました。
これでいきます。
デザインカッターの刃は30°のやつです。
[第一のマイペンライ]
枠から切り抜くことにしました。
慣れない作業にここまでで4時間。
ただの画用紙も何気に硬くて、力を入れすぎてしまいます。
カッティングマットも100均のヤツで、
刃の切れ味はどんどん落ちるのでがんがん換える。
「刃の切れ味の落ちないマット」高いけど買おうかなあ・・・
一息ついて刃も換えて、作業に戻るとふと紙の下の切りくずが気になり
紙を左手で持ち上げ、ナイフをもった右手ではらったところ
「ズパッ」
ものすごい何か小気味良く切れた感があって
その切れ心地たるやいっそ気持ちいいぐらいだったのですが
紙を見たら寒くなりました。切抜き済みの箇所が切れました。
・・・・・・。
・・・・・・4時間が・・・
・・・・・・・・・・・・やり直しかあ・・・
「・・・マイペンライ!」
タイ語・気にしないとか大丈夫とかどういたしまして?みたいな
んな訳ないじゃんくやしいじゃん・・・
とかせめぎあいを見せつつ、気付けば身体もガッタガタだったので
お風呂に入ってゼノールを塗りたくり、新しい黒い紙を用意し印刷し直しいざ
最初からやり直しです。
しかし調子を崩しその後じつに5度のマイペンライを繰り返し、残骸ばかり増えます。
軌道にのるまでかかっちゃったなあそして7枚目へ・・・
4時間(お・・・いけるか?
6時間(カッターを上に置くな!!
7時間
このあと30°の刃40枚使い切り、40°の刃で切り続けます。
あとはもうただひたすら切りまくり、いつの間にかすごく時間が通り過ぎ
完成してました。
図案はかんたんに剥がれます。超気持ちいいですね!
[完成]
完全透かし彫りです。友人Mよ・・・
しかし3M55スプレー凄すぎです。あんなに貼りついてくれていたのに全然ぺたぺたしません。
無印で購入していたアクリルフレームA4。
物凄く無防備にビニールに包まれてて、陳列してあるものは大体ビニールは破けてるし困る。
一番大丈夫そうなのを選んで、タオルに包んでさらに傷が付かないように帰宅。結構重い・・・
指紋と傷対策に手袋で扱います。
でも開けたてでもやっぱり細かな傷があってコリャダメダと
アクリルフレームにおさめての出品は諦めました。
アクリルですもんね・・・あと手袋しててもどんどん傷が・・・取り扱い難しすぎです。
完成です。布の白さが足りないんで後ろにスケブ立ててマス。
下からライトボックスで照らしての撮影。
カラーインクでこんなのを塗ってみました。
重ねて演出したりします。
終わりです。
出品もブログも作品を見に来てくださったみなさまありがとうございました。
妹もMちゃんも感謝です。
切るのはサクサクで気持ち良いです。十何時間か集中できます。
逆にきついのはマイペンライとあとプリンタの紙詰まり。ハトロン薄いのです。
黒が厚い紙だと刃の通りが悪くて細かいところが千切れるんで、
薄い刃の通りが良い黒い紙で、もっと細かくエレガント(?)な表現をしたいです。
あとは紙の色とか工夫したり透かし彫りじゃない台紙貼るタイプもやりたい。
時間無かったけどまりさもやりたかった(´・ω・`)
あと昨日拍手くれた方ありがとうございます。m(_ _)m 救われました。
あと寝たら夢で切り絵してて参りました。
[発端]
切り絵と言えば「モチモチの木」なのです。
どこにでもありましたねあれ。あの本。あの絵のカレンダーとか。
切り絵との出会いが「モチモチ」なので全く興味は無かったのですが
最近ネットで見かけた魚の切り絵の繊細な白黒の世界に魅せられて、
やってみたくなりました。
思い立ち、枠を描きはじめました。
カリグラフィーペンで黒と白のバランスを考えつつ模様を考えます。
枠4分の1を描いて、PCで合成し一周の枠にする算段です。
[アニメ絵は線が途切れる]
模様を考えていて気付いたのは、
「いつも描いているアニメフェイスはデフォルメが効いているので線が途切れる!」
ということです。
なぜなのか完全「透かし彫り」にしなければならない、と考えていた私は焦りました。
どうしよう、と調べたところ世の中の人物の切り絵は、
黒い紙を切ったのち白い紙にパーツ毎に貼ってありました。
なるほど・・・良かった・・・
[友人M]
「それって貼り絵じゃない?」と言ったのは友人Mです。ええー。
友人もまた、なぜなのか切り絵とは「透かし彫り」だと思っていた1人でした。
「角度や構図でなんとかなるならなんとかしたほうがいい」
との挑発を受け
角度と構図でなんとかしてやろうと思いました。
[なんとかしました]
なんとかしました。
まず しゃくやくを買って来ました。見た目では一番好きな花です。
艶かしさも素朴さも無く、和っぽすぎずひたすら華やかなところが大好きです。
コレを背景に隙間なく配置することにより線が途切れません。
下書きになる前のラフです。A3サイズです。
しゃくやくについて調べているうちにそのイメージでイラストの演出も決まり、
鼻問題は角度で、くちには花びらを食むポーズにして線をつなげました。
[白地黒班~]
盾形模様ッ などと口ずさみつつペン入れです。
A3サイズのまま作業します。A4へ縮小コピー前提でペン入れします。
下描きの紙はぼろぼろになっているので、
新しく紙を重ねて、下からライトボックスで照らしつつです。
一番多用したのは「ゼブラの筆サイン」です。2本使い切りました。
筆圧が強い私はもう小学生の頃からコレが大好きです!どこでも大体100円くらいです。
パッケージには「原版作成にもご使用いただけます」と書いてあります。頼もしい。
こんな感じになります。ワクはPCで合成。
[インクジェットとトレペ]
普段のカラーイラストでのマスキングはいくらでも細かく切れますが、
それはテープが薄いからです。
図案の紙を重ねて切るとして、下の黒い紙までぶち抜いて細かに切り抜く、
というワザが私にあるかといったら無いのです。
とりあえず図案と重ねて切る方向なので
なるべく薄い紙にと、とりあえず厚さ44ミクロンのトレペを
インクジェットプリンターに!そして結果にじみまくり(泣)いっそ芸術的なまでに。
困ったので妹と文房具屋さんをまわってA4以上の薄い紙を探します。
目指すはクロッキー用紙以下の薄さ、かつ印刷OK物件。
クロッキー意外と厚くて黒い紙と重ねると細かく切れませんでした。
事務用の「見積書(ノンカーボン)」が一番薄かったですが、
一冊がドカンと分厚いし高いので(文字も入ってますしね・・・)
結局特大のハトロン紙を買いました。49円でした。
ハトロン結構薄いです!
A4にカットして、つるつる面ではなく、ザラザラ面に印刷してみます。
おおー!にじまない!
とずっと付き合ってくれた妹と拍手しました。
後編につづきます。