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ご覧いただきましてありがとうございます!
これでセル画のメイキング記事も完成でございます!
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次は背景を描きます!
ひさしぶりにぱっきりしない絵をかくので
気分が変わります。
使い慣れたリキテックスで描きたかったですが、
セルを重ねると、メーカーは違えどアクリル絵の具同士、
くっつきそうなきがするので、ポスターカラーです。
今回の背景は青空です。
スケッチブックに、枠線をひきます。
雲にしたいところを抜いて塗って
水でぼかして
ティッシュでぬぐいます。
白をのせて
大胆すぎる筆あとを消す感じで・・・
(焦る平筆)
青色で白色を追い詰める感じで・・・(-_-;)
平筆をやめてふつうの筆に持ち替えて
エッジを描くかんじで・・・
ちまちまと・・・
白くしたいところをおもいっきり白の厚塗りにして・・・
ダメ押しで更にエアブラシで白を重ねて
白を強くして完成です!
厚塗りしているのでよく乾かします。
水気で紙がたわんでいるので、スケッチブックを閉じて、上から重石をして
しばらく置いて平らにプレスします。
平らになったらカットします。
完成したセル画と重ねて・・・
すべて完成です!
セルを結局4枚だめにした時点で、もうだめかとおもいましたが
完成させることができて本当によかったです・・・
このあと霊夢でもセルをダメにするので、そうそう「慣れ」は身につかないようで
くじけそうになりましたが
セル画のアナログ時代のアニメを見直したら・・・弱気にはてきめんのクオリティで・・・
なんとか描きあげられました(;´Д`)
ボタンにホワイトをいれます。
瞳にもホワイトをいれます。
失敗すると周りのトレス線にも影響があるので、
慎重に・・・
あらかじめ原画の上でカットしておいた、
「貼ってはがせるテープ」で、やさしくマスキングします。
これを失敗すると、何もかも終わりなので、
エアブラシの掃除を入念にして、
練習を沢山しておきます。
うまく吹けたら早々にマスキングテープは取ります。
のりが付いたらこわいので。。。
これを失敗すると、先ほど吹いた赤みも全部けずって拭いて
マスキングし直して・・・・となるので、
爪楊枝の尻でまん丸くいれます。
練習をたくさんしました。。。
肘や指にも赤みを入れてみました。
作業中色が抜けてしまった主線を足したり、
小さなはみ出しなど、直して
クロスで拭いてゴミをとり、
セル画は完成です!
セル絵の具の固着力はリキテックスよりはすごいです。
セルへのノリはすごくいいですが、はみ出すのは避けたいものです(;´Д`)
ヘラや爪楊枝で削らなきゃいけないので。。。
ですがはみ出します。
私が下手なだけかもですが・・・(;´Д`)
はみ出してるつもりもないのに微妙にはみ出しています。
あと同じくらい、線のキワのごく微妙な塗りのこしが多いです。
表の線を裏から見たときに、セルの厚みのぶん、線の位置の認識に誤差がでてくるからのようです。
塗り残しもしにくいです。
絵の具の厚塗り具合もわかるすぐれものです。
魔理沙を描いてる時、必死すぎて写真を撮り忘れたので、
ここからちょっと霊夢の画像です。
おもてから見てもあまりはみ出してないようにみえたりしますが、
はみ出しているのでなおします。
とくに白色系のハミ出しは
セルの下に色紙を敷くとちょっとわかりやすくなります。
いよいよセルを扱います。
生セルは素手で触ると絵の具が乗らなくなるうえ、指紋が目立ちます。
常に手袋をして触ります。
利き手のほうの手袋の、親指 人差し指 中指の先の部分を切りおとします。
するとこんな感じにペンが持ちやすくなるとのことです。
真夏に室内で手袋、が意外と結構きつかったです・・・(´Д`)
とうとう生セルを袋から出します!
つるっつるのつやっつやです!
このつるっつるのつやっつやを原画に重ねます。
まずは黒で主線をトレスしていきます!
笑われるかもしれませんが
ほんとうにセルってやつはつるつるでペンがすべってしまって
びっくりするほど失敗してセルを3枚ダメにしました。
あと絵の具の固さも、ちょうどいいテクスチャーになるまで水を足したりしないと、
ペンからインクが落ちていかなくて線が引けなかったり、
水が多すぎて、黒で線を引いたものの向こうが透けてみえたり、
色々考察することがあってここでかなり消耗しました・・・。
3枚のセルと長い長い時間を犠牲にやっとあがった
主線です!
ですが・・・
途中で降って湧いた、「金髪の主線は黒より茶色がいいのではないか」
という欲求から、後に新しいセルに今度は髪の毛だけ主線を茶色にして、
主線全部トレスし直しました。
主線が終わったので、
あとは明るい部分と影の部分の境目を描いていきます。
つけペンに絵の具をつけて主線と同じようにいきます。
主線と同じく、絵の具の固さで延々と悩み続けます。
そしてこれがセルの表に描く分すべてが完成したものです!
髪の主線は茶色バージョンです!
絵の具はこの表の線をガイドに裏からぬるので、
表に描いた線が見栄えのすべてのようです。
完成度はこれで決定したと言っても過言ではないくらい、後戻りできないところです。
ここで修正できるところはすべて修正します。
すべての印象がなるべくシャープになるよう
線の入りや抜きを爪楊枝で削ってとんがらせたりもします。
